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レーザー測量とICT林業

庄司林業では現在、大江町内の国有林において、林野庁東北森林管理局山形森林管理署発注の森林環境保全整備事業を受託しております。

この事業の中で当社では独自に、【レーザー測量を活用した森林情報の取得】を行いました。ドローンに搭載されたレーザー機器で森林の情報(木の本数や、地形データ等)を読み取り、正確な林地情報をもとに、より良い森林整備を行うための実証実験です。

オペレーションは寒河江測量設計事務所さんにお願いしましたが、想像以上の技術の進歩に驚きを隠せませんでした。

これまでは何十年も前の等高線の書かれた図面をもとに調査、作業していたため、現地に行かないとわからない、行った人しかわからない、記憶が保持できない、という効率的とは言えない状況でした。等高線図面には描ききれていない悩ましい地形に悪戦苦闘。

このシステムを導入することで、正確な位置情報付きの林地状況を把握することが可能となり、現地に行かなくとも精度と質の高い計画(段取り)を立てることができます。また、作業の手を止めて周辺や遠隔地の状況確認を行うことがほぼなくなると考えられます。林業の中で、『精度の低い情報を元に探す』、という手間がなくなるだけで、疲労とストレスを大幅に軽減し、技術者のパフォーマンスが向上します。作業効率が高まり、今まで以上に安全に気を配る余裕ができることはトータルで考えると相当大きいです。

林業はICT化がなかなか進んでいませんが、このデジタル化された情報をもとにより精度の高い効率的な施業を行えるよう日夜奮闘しております。森林環境保全整備事業(国有林事業)でのこの取組は全国でも初となるようです。

今後も林業の成長産業化の一端をご紹介できればと思います。

It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.

最も強い者が生き残るのではなく、

最も賢い者が生き延びるのでもない。

唯一生き残るのは、変化できる者である。

                     ニーチェ

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